【新一万円札】【新千円札】新紙幣【日本銀行券】

【新一万円札】【新千円札】新紙幣


-記事の投稿日2024年07月11日-

◆【新一万円札】【新千円札】新紙幣【日本銀行券】
画像の日時:2024年07月10日20:46分頃~
状態:新紙幣の新一万円札、新千円札を見ることができた。それをお借りして撮影した。
説明:2024年07月03日に3種類のお札が改刷された。そのうちの2種類を手にすることができたので、ブログに記録することにした。
感想:出回ってからまだ日の浅い、新しいお札なのでパリッとしていて綺麗な状態だった。そして最先端の偽造防止技術が詰まったコストのかかったハイテクなお札。手に取ってじっくり観察していると、そのデザインたちは芸術性すら感じられる凄さ、そして放たれるオーラすら感じた。ちょっと大袈裟かもしれないが、実際にそう感じた。
感触:手触りは「いつものお札」という感じ。日本人には馴染みのある、あのいつもの感触だ。

◆国立印刷局さんのサイトより
「F券」:戦後6番目に発行された券ということでF券と呼ばれている。A・B・C・D・E・Fと数えて6番目だ。
お札の偽造防止技術
①さわってわかる:深凹版印刷。識別マーク
②透かしてわかる:すき入れ・高精細すき入れ。すき入れバーパターン。
③傾けてわかる:3Dホログラム。潜像模様。パールインキ。
④道具でわかる:マイクロ文字。特殊発光インキ。
お札の特徴など
年間約30億枚!?が国立印刷局さんから日本銀行へと納入されている。1877年(明治10年)に国産第一号紙幣が製造されてから147年という長い歴史がある。
旧一円券→1885年9月8日(明治18年)大黒天
改造一円券→1889年5月1日(明治22年)武内宿禰(たけのうちすくね)
い一円券→1943年12月15日(昭和18年)武内宿禰(たけのうちすくね)
A一円券→1946年3月19日(昭和21年)二宮尊徳(にのみやそんとく)
A五円券→946年3月5日(昭和21年)彩紋模様
A十円券→1946年2月25日(昭和21年)国会議事堂
A百円券→1946年2月25日(昭和21年)聖徳太子
B五十円券→1951年12月1日(昭和21年)高橋是清
B百円券→1953年12月1日(昭和28年)板垣退助
B五百円券→1951年4月2日(昭和26年)岩倉具視
B千円券→1950年1月7日(昭和25年)聖徳太子/法隆寺夢殿
C五百円券→1969年11月1日(昭和44年)岩倉具視/富士山
C千円券→1963年11月1日(昭和38年)伊藤博文/日本銀行
C五千円券→1957年10月1日(昭和32年)聖徳太子/日本銀行
C一万円券→1958年12月1日(昭和33年)聖徳太子/彩紋
D千円券→1984年11月1日(昭和59年)夏目漱石/鶴
D五千円券→1984年11月1日(昭和59年)新渡戸稲造/富士山
D一万円券→1984年11月1日(昭和59年)福沢諭吉/雉
D二千円券→2000年7月19日(平成12年)守礼門/源氏物語絵巻
E千円券→2004年11月1日(平成16年)野口英世/富士山と桜
E五千円券→2004年11月1日(平成16年)樋口一葉/尾形光琳の燕子花図
E一万円券→2004年11月1日(平成16年)福沢諭吉/鳳凰像
F千円券→2024年7月3日(令和6年)北里柴三郎/富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)
F五千円券→2024年7月3日(令和6年)津田梅子/藤
F一万円券→2024年7月3日(令和6年)渋沢栄一/東京駅(丸の内駅舎)
D券から、特殊発光インキとマイクロ文字を追加。平成5(1993)年12月1日発行分から、D券3券種(一万円券、五千円券、千円券)に、特殊発光インキとマイクロ文字を追加しました。
記番号が褐色または暗緑色のお札では、お札の表面にある印章に紫外線を当てると発光します。また、カラーコピー機等では再現が困難な微小な文字で「NIPPON GINKO」と小さな文字が印刷されています。現在、どちらも使用できます。



ホログラムの透明層の形を、2014年5月発行分から変更。
目の不自由な方にとってお札がより使いやすいものとなるよう、2014年5月発行分から、E五千円券のホログラムの透明層の形状を変更。楕円形から四角形に形を変更し、大きさを約1.7倍にすることで、印刷面との触感の違いにより識別性を向上させた。現在、どちらも使用できる。



福沢諭吉の一万円札は2種類存在する。
福沢諭吉が肖像となっているお札は、平成16年に発行されたE一万円券と、昭和59年に発行されたD一万円券の2種類が存在する。E一万円券(右図)は、表面にホログラムがあり、裏面は鳳凰像。D一万円券(左図)は、表面にホログラムがなく、裏面は2羽のキジとなっている。現在、どちらも使用可能。



お札の寿命:1万円札→4-5年程度。
      :5千円札・千円札→1-2年程度。(※使用頻度が高く傷みやすいため)
お札の特殊な用紙:みつまた、アバカ(マニラ麻)などを原料としている。強い耐久性と偽造されにくいことが素材に求められる条件。みつまたは古くから和紙の原料として使われており、明治時代にお札用の原料として使用されて以来、現在までその伝統が受け継がれる。
特殊な印刷方法:超精密な画線で印刷されている(通常のコピー機などでは偽造は困難を極めるとされる)。さらに凹版印刷(おうはんいんさつ)というインキを高く盛り上げる特殊な印刷方法を採用している。
現金取扱機器の普及:銀行コンビニATM,両替機、自販機、駅の券売機などの機械処理は現代社会では欠かせない。そのため、お札には流通環境を考慮した機械処理適性が求められている。
ビュラン:ビュランという特殊な彫刻刀を使用し、金属板に点や線を一本一本刻み込み、凹版原版を完成させる。しかも、その作業は「1mmの幅に10本以上の線を彫る、繊細な超絶技巧。」というもの。凄すぎる。
通貨偽造は犯罪:偽札を作ったり、偽札と知りながらそれを使用した場合、法律で罰せられます。また、本物のお札の額面を書き換えたり、切ったりして変造することも同じように法律で罰せられます。

(主な取締法規)

  • 通貨偽造・変造罪(刑法第148条第1項)→無期又は3年以上の懲役
  • 偽造通貨・変造通貨の行使罪(刑法第148条第2項)→無期又は3年以上の懲役


国立印刷局さんのサイト

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動画をより詳しく解説している「写真で見る製造工程」のページもありました。

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