【新甘夏】ニューセブン【南伊豆】

-記事の投稿日2024年07月16日-

◆【新甘夏】ニューセブン【南伊豆】
画像の日時:2024年06月30日22:11分頃~
説明:お土産を購入するために道の駅「下賀茂湯の花」を訪問した☆その売り場にたくさん並べられた柑橘類。その柑橘類のなかで思い浮かぶのはニューサマーオレンジ。伊豆と言えばニューサマーオレンジ。ニューサマーオレンジは爽やかな初夏の味と評されている。別名は日向夏・小夏などとも呼ばれる。伊豆特産のニューサマーオレンジを使用した製品はたくさん存在する。中でも我々に印象深いのは万大醸造(ばんだいじょうぞう)さんの「うめぇら!」だ。お土産に購入すると喜ばれることが多い。
万大醸造:伊豆半島唯一の酒蔵。1935年(昭和10年)創業。
うめぇら!:伊豆特産のニューサマーオレンジを使用したリキュール。伊東市赤沢の伊豆海洋深層水を使用している。インパクトのある名前が私のような観光客を虜にしたと思う。東海バスのうめぇら!のラッピングバスも見かけたことがある。だが、最近はお土産屋さんであまり見かけなくなった気がする。普及価格にしてコンビニでも是非売っていただけたらと思う。
新甘夏(しんあまなつ)
・ここまで色々と述べてきたが、今回の本題はニューセブン。静岡県では新甘夏はニューセブンと呼ばれる。愛媛県ではサンフルーツ。和歌山県では田の浦オレンジ。他には新甘夏などとも呼ばれる。地方名などが多数あると消費者にはわかりにくい。セリなどに関わる業界人にとっては一瞬で産地がわかる合理的な一面もあるが。
・この新甘夏=ニューセブンも初夏の訪れを告げる柑橘類だ。皮が分厚く、甘みは普通で酸味の強いという全体的に爽やかな風味が特徴だ。大きさの割に値段が安いのが特徴だ。
・道の駅:地場の販売所などでは見た目がすこし傷んだ品が安く販売されていることが多い印象だ。今回も見かけたのでお買い得なひと袋を購入してみたので、ブログに記録してみた。

【新甘夏】ニューセブン【南伊豆】
果実がなるまでの苦労が皮に表現されている。そんな印象のニューセブンちゃんだ。ちゃんと美味しくいただかせていただいた。柑橘類といえば、伊豆では沼津市西浦地区の「寿太郎みかん」が非常に有名。収穫した後に追加で熟成させる処理をして、糖度13度という非常に甘いミカンを生産している。みかんでは日本最高峰とも称される。
①太陽の光。
②駿河湾からの照り返し。
③海風による保湿と病気を防ぐ効果。
④肥沃で栽培に適した火山灰土壌。
⑤貯蔵みかんを古くから栽培してきた技術。
など、「寿太郎温州」という品種由来の特性以外にも栽培の地理的条件などが良いみかんを生み出しているとか。地場のみかんとして明文化できるストーリーを持つ寿太郎みかんは政府の地理的表示保護制度に登録されている。
地理的表示(GI登録)
・地理的表示とは、農林水産物・食品などの名称です。その名前から産地などを容易に連想できて、その農林水産物や食品の特性が産地と結び付いていることを特定できる名称のことを言うそうです。ちょっとややこしいですが、例えば「神戸ビーフ」、「市田柿」、「夕張メロン」などその地域に根付いた独自の環境や古くから伝わる製法で作られる唯一無二の個性を持った農産品や食品たちのこと。GI登録は模倣品などを防ぐ知的財産保護やブランド化による地域振興が目的だ。ここにしかない!を証明し守ってくれる非常にありがたい制度だ。
 国税庁さんが作った「お酒の地理的表示(GI)ガイドブック」にも書いてあるが、GIのはじまりは1851年のロンドンの万国博覧会がきっかけになったそうだ。興味がある方はそちらも是非読んでみてほしい。
農林水産省さんのGI登録の現状のサイト:令和6年3月27日現在の日本全国の登録産品一覧が掲載されていました。

【新甘夏】ニューセブン【南伊豆】
3個入り。この大きさでこのお値段とは、思わず手に取ってしまう。そして購入してしまった。皮は分厚くてむきにくいが、刃物などで切れ込みを入れたらむけた。お味は爽やかな風味の強い印象だ。柑橘好きには地場のフルーツとして是非試してもらいたい。

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