【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】

-記事の投稿日:2025年01月03日-

◆【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ
画像の日時:2024年11月24日13:36分頃~
場所:静岡県駿東郡小山町中日向694「富士スピードウェイ」
説明:FUEL FESTは映画WILD SPEEDの世界観を味わえるという世界最大級のカー・ショー。そのパワフルなイベントに参加してきた。
世界観:まず、一般客用の駐車場にも、お客さん自身が自慢のスペシャルカーで乗り付けてくるのを多く見かけた。そして参加者たちの顔ぶれやファッションなどが、まるで映画ワイルドスピードのような世界だった。場内の音楽、生放送、エンジン音、排ガスや機械の匂いもそうだった。外国の方も多くいた。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】

日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
・Fuel Fest Japan2024年に参加していた画像の車両は日野チームスガワラ2018年モデル
・2018年当時はレンジャーという中型トラックの車種をカスタムしてダカールラリーに参戦。ライバル達は大排気量の大型トラックを駆る中、ヒノチームスガワラは初参戦以来一貫して中型トラックで熾烈な戦いを繰り広げている。その勇姿から「リトルモンスター」と称されている。
・中型トラックで参戦する理由:軽量な車体=俊敏性、機動性に優れる。耐久性が高い。など。
・日野自動車のトラックのラインナップ
大型トラック日野プロフィア(積載量10.0tクラス)
中型トラック日野レンジャー(積載量4.0tクラス)
小型トラック日野デュトロ(1.5t/2.0tクラス)
小型トラック日野デュトロZ EV(1.0tクラス)

走れ!日野レンジャー “ダカールラリー”ハイブリッドマシン開発ストーリーbyHinoteamsugawaraさんのYouTube作品より
◆ダカールラリー(Dakar Rally)
・1978年に第一回大会が開催。
・ダカールラリー創始者「ティエリー・サビーヌ(Thierry Sabine)」
『私が冒険の扉を示す。開くのは君だ。望むなら一緒に行こう。』
・ダカールラリーは完走率5割未満ということも多い世界一過酷なレース。
・日野チームスガワラが参戦しているのはダカールラリーでカミオン部門と呼ばれるトラック車両部門でのレース。ちなみにカミオンとはフランス語でトラックという意味。
・ダカールラリーのレース期間は2週間。この2週間の合計タイムで順位を競う。
・ダカールラリーの総走行距離は約8,000km。地球一周の約1/5の距離に相当する。
その8000kmは2つに大別される。
①「競技としてタイムを計測する区間」→約4500km~約5000km
②「スタート地点やキャンプ地点などに移動する移動区間」
移動区間は全てオフロード。場合によってはダカールラリーで競技車が走るまで一度もクルマが走行したことがないような未開の地も走ることもある。まさに現代の冒険だ。過酷を極めている。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
スーパーカー、カスタムカー達がずらりと並ぶ中でも異彩を放っていた車両があった。Hino Team Sugawaraの2018年参戦モデルHinoレンジャーだ。世界一過酷なレースを勝つためにつくられた特別の中の特別なスペシャルカー。限られた予算、人員、時間の中から無駄を省いて、究極的に合理性を追求されてその年に製造されたレースカー。どうりでオーラを放っているわけだ。
Webモーターマガジン社さんのダカールラリー日野レンジャーの記事
Responseさんのダカールラリー日野レンジャーの記事

【TLC OFFICIAL】ダカールラリー2025 スタートラインに向けて
by TLC CHANNELさんのYouTubeチャンネルより
※市販車部門での参加にこだわり続けるトヨタ車体のラリーチーム「TLC」。改造車よりも難しいとされるダカールラリーの市販車部門。トヨタ車体としては2024年でダカールラリーへの参戦は何と30回目とのこと。レース期間の2週間に向けて準備する1年間。それを30回も続けるということは想像もできないことだと思った。この上下2本の番組を視聴し終わったあとはダカールラリーに俄然興味が湧いた。

【2025ダカールラリー】2週間で8,000kmを走破するランクル300!今大会のテーマはサスペンションの向上と耐久性と信頼性の磨き上げby LAND CRUISER CHANNELさんのYouTubeちゃんねるより

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
運転席に座らせてくれるという貴重な体験会を開催していた。私も運転席に着席したが、車内はとにかく狭い。運転席も窮屈だった。ダカールラリーという過酷な道なき道を行くようなレースでは体をガッチリと抑え込んでおかなければ危険ということなのだろうか。乗用車にしか慣れていない身からすると、大変キツいと感じたのが正直な感想だった。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
レースで使用されたであろうヒビ割れたタイヤ。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
ショックアブソーバー、キャリパー、ブレーキパッド、ディスクローターが展示されていた。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
車両の上部にはためいていた鯉のぼり。1985年のパリダカールラリーに参戦した時にチームで参加した3台がすぐに判別できるようにルーフに鯉のぼりをつけたのが最初とされる。日本の文化を知らしめる意味も込められているとのこと。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
アドバンコーナーへ進入しようとするHino Team Sugawara2018年レース車両。背の高さ、排気音など異彩を放っていた。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
しかし、ベース車両はトラックであるにも関わらずコーナーリングは非常にスムース。滑るようにコーナーを駆け抜けて行く。3周ほど周回していたと記憶しているがライン取りは一定だった。そう言った点でも、走行会に参加している他の一般車両とは明らかに違いがあった。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
ずんぐりしているスタイルだが、心底格好良いと思った。ダカールラリーに参加している日本の車両をもっとテレビやYouTubeなどで放送して欲しいと思った。存在に気付いていない将来のファンは多いと思った。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
バロロロロロロロロ…..と重低音を轟かせながらコーナーをスムースに駆け抜けて行く。

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」

Blue John.blog

◆撮影機材
NikonZ6Nikkor Z MC 105mmf/2.8VRS/Nikkor Z24-70mmf4S+C PL filter

【静岡県】FUEL FEST JAPAN 2024⑤【富士スピードウェイ】
日野レンジャー 「日野チームスガワラ」
運転席に着席体験をした人限定でステッカーをゲットできる。私も頂戴してしまった。大事に貼らせていただこうと思った。